シロアリの特徴
シロアリは世界で約2300種、日本に15種分布しています。その中でも、近畿地方で最も多く生息しているのは「ヤマトシロアリ」になります。
このヤマトシロアリは加害木部内やその周辺の土中にいくつもの巣をつくり、その巣を起点に働きアリが木材を加害していきます。
木材の主要成分であるセルロースやリグニンを好んで餌とし、建物の木造部を加害していきます。床材や柱、建具などの被害が多いですが、ひどい場合は、畳や２階の梁などを加害する場合があります。
シロアリは階級社会生活を営んでおり、女王・王を頂点に、女王・王の予備軍である、副生殖虫、外部からの侵入者を防ぐ兵蟻、食糧の供給や巣の構築する職蟻(働きアリ)からなります。
ヤマトシロアリの場合は、４月中旬～５月上旬に羽の生えたシロアリが巣から飛び出します。この羽アリが地上に舞い降りて、雌雄がカップルとなり、あらたな巣を作ります。
この時期が人目にもつきやすく、シロアリの生息に気づかれるケースが多いです。
シロアリを駆除しなければいけない理由
お住まいに羽アリが発生したときにシロアリの被害に気付かれる事方が多いですが、既にその時点で少なからず木部被害が出ている場合があります。市販の薬剤にて部分的に駆除をしても分巣をしている場合は、家屋全体的を駆除しなければならないケースがあるため、その意味でも専門業者にて駆除することをおすすめいたします。
シロアリ駆除での業者選びのポイント
訪問営業で、床下調査を無理に行う業者があります。
床下状況が悪くなくても、大げさに状況説明をし工事を行う場合があったり、必要の無い換気装置や除湿剤を売りつけられたりする場合もあります。日本しろあり対策協会会員又は防除士等の資格ある業者を選定されることをお勧めします。
